

カメってどんな生き物?
カメはは虫類の一種で、特徴としては硬い甲羅を持つことが挙げられます。ですが生活地域や品種の違いだけでも実にたくさんの種類があります。は虫類共通の特徴としては、体の表面を覆う角質の鱗を備えており、カメも同様にこの鱗のおかげで体内の水分蒸発を防ぎ、陸上生活ができるようになっています。このサイトでは主に家庭でも飼育される一般的なカメの種類に絞って解説をしていきたいと思います。


カメの甲羅
既に解説した通り、カメには硬い甲羅が備わっていますが、ヌマガメなどの水中で暮らすカメは泳ぐのに適した流線型、リクガメなど陸上で生活するカメは防御に特化した硬いドーム型と、形が異なっています。どちらのカメも共通しているのは、お腹側の甲羅は殆どが平坦になっているため、四肢を収納することができるようになっていますが、カメによっては四肢を収納することができない種類も存在します。
甲羅の役割として、まず重要なのは防御面です。硬い甲羅は外敵から身を守るために適しており、カメの祖先が誕生した2億年前から生き延びてこれたのも、甲羅の存在が大きいでしょう。そして甲羅には風景に擬態するという効果を持つものもあります。枯葉などに擬態して獲物を狙うカメもいれば、甲羅に特徴的な模様を持つカメもおり、目立ちにくいというのもカメが生き延びてきた要因の一つだと考えられます。

カメの四肢
ヌマガメに代表される水棲のカメの四肢は指の間に水かきがあり、泳ぐのに適しているだけではなく陸上を歩行するのにも適していることが挙げられます。リクガメといった完全陸上生活のカメは、水かきを備えていませんが、皮膚と鱗がより厚くなっており、岩場や乾燥した砂地の上を難なく歩行することが可能になっています。 ウミガメやスッポンのような水中で生活するカメは、指がない代わりに四肢がオール状のひれになっており、水中を泳ぐのに適した形となっています。